友人から、「今珈琲ブームなのか?」という質問をいただいた。「自家焙煎珈琲」というのぼりを見ることが多くなったらしい。
確かに、道の駅やスーパーなどでも焙煎珈琲豆やドリップパックを置いているコーナーをよく見るようになった。
気になるから、販売者や値段、使用している豆などを一応確認するが、結構近所の方が出品していたりする。値段は様々、同業者だから分るが利益は多くないし、無駄になるものもあるだろうし長くやっていくのは大変だろうと思う。なかにはどうしてこんな安価で出せるのか不思議に思うものもあるが、概して安くはないので実際にどれくらい売り上げがあるのだろうか、などと考えてしまう。
さて、ドリップパックもよくみるようになったが、1パック200円くらいが相場のようである。一杯200円は結構な値段である。しかし個別包装をするとどうしてもこれくらいの値段になってしまう。これを販売するのは価格的に何となく躊躇ってしまう。また、粉の量をどれくらいにするかも課題で、マイドナ珈琲ではマイドナセットのサービス用につけているが、現状では11gにしている。なぜこんな中途半端な量になってしまうかというと袋を綴じるときにこの辺が限界になってしまうからである。本来は1パック14gにしたかったが、これではパックがパンパンになってしまい、綴じるのが難しくなってしまう。
マイドナ珈琲ではドリップパックは商品化していない。お湯があれば誰でも利用できることや一人分としては利用しやすいことなどから贈答用にすれば多少値段が高くても需要があるかもしれない。「珈琲ブーム」が来ているとは個人的には考えていないが、誰もが気軽に自家焙煎珈琲を楽しめる環境になってきていることは間違いなさそうだ。